G7サミット、8日開幕=安倍首相、北朝鮮で結束訴え―通商も焦点

 先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)が現地時間の8、9両日、カナダ東部シャルルボワで開かれる。rmt-トーラム-rmt-Toram-rmt

 安倍晋三首相は、北朝鮮の完全かつ検証可能、不可逆的な非核化(CVID)に向け、国連安全保障理事会による制裁決議の厳格な履行を呼び掛ける方針。米国が鉄鋼・アルミニウムの輸入制限を発動し、G7の亀裂が鮮明となる中、自由貿易体制の維持・強化を打ち出せるかも焦点だ。

 史上初の米朝首脳会談を12日に控え、北朝鮮問題は政治分野の最重要議題となる。ドイツのメルケル首相に次ぐ出席回数を誇る安倍首相は、非核化への強い意思をG7が結束して示すことを目指す。

 政治分野の討議では、米国が離脱表明したイラン核合意も、重要な論点となりそうだ。欧州各国は核合意の維持を求め、米国との温度差が大きく、議論の行方は見通せない。

 一方、先のG7財務相・中央銀行総裁会議では、米国の保護主義的な通商政策に、日欧カナダ6カ国が激しく反発。G7の中で「1対6」の構図が浮き彫りになった。

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